入れ歯がガタついて合っていない気がします
噛み合わせ検査は、噛み合わせ治療を実践している専門の歯科医院で可能です。まだまだ医院の数は少ないですが、噛み合わせの悪さから来る「肩こり」や「頭痛」、「めまい」などの不定愁訴の改善や将来の健康維持のためにとても大事なことと考えています。
検査は医院によって様々な種類があります。当院ではまずフェイスボートランスファーによる「噛み合わせ検査」をします。噛み合わせの状態を詳しく把握し、治療方針を患者さんと相談をするのが次段階の「咬合診査、診断」です。
治療方法の一つの選択肢として、歯の被せ物によって高さがあっていない歯を中心に調整し、全体のバランスを整える「咬合調整」で多くの方が改善の道を辿っていきます。この「検査」から「診断」、「調整(1回)」までが噛み合わせ治療の一連の流れになっていて、費用は8000円。保険適用外ですが、専門医による的確な検査と調整が受けられるのが特徴です。
咬合(こうごう)診断とは何ですか?
咬合診断とは、正しい噛み合わせか、左右のバランスがどうか、噛んだ時に歯が滑るかなど口腔内全体のチェックをすることです。実はこのチェック、するのとしないのでは将来的に大きな差がでるもの。むし歯ができて、その部分だけ治療をする局所治療では、噛み合わせの調整ができず、歪みを治さないままにどんどんと治療が進んでいきます。まず咬合診断をすれば、口の中の歪みを正しながら歯科治療が進むのでバランスの良い歯を作ることができるのです。利点はそれだけではありません。
噛み合わせの悪さを正すと、その悪さが一因となり引き起こされていた偏頭痛や肩こりが改善される場合も多いです。その一例を紹介します。
片方ばかりで噛むのは悪いことでしょうか?
食べ物を片方ばかりで噛む「噛みグセ」は良くありませんね。 例えば右で噛んでばかりいると体の右側に不調をきたし、頭痛や肩こり、首のハリ等が起こることがあります。左も同様です。
片方ばかりで噛むのは悪いことでしょうか?これは噛み合わせが悪い証拠。理由は様々ですが以前に治療した歯の被せ物の調整が悪かったことも一因として考えられます。噛み合わせがズレている人の共通点は、姿勢が悪く、椅子に座ると足を組みたがる点です。
以前、反響の大きかった症例をお話しましょう。この方は当医院スタッフのお母様で、50代女性、慢性的な頭痛や吐き気、めまいが酷く、月に数回は起き上がれない程。専用の器具で噛み合わせをチェックしたところ、噛んだ時に真っ先にぶつかる歯がありました。この女性は通常の噛む位置と、歯が楽に噛める位置が一致しておらず、そこで強く当たる箇所を削って調整しました。すると「しっかり噛めて、とてもスッキリした」とすぐに効果を感じられた様子で笑顔がこぼれました。歪みの原点、様々な症状の原点である歯を正すことの重要性がわかって頂けたと思います。このようなお悩みを持つ方は一度検査をされてみてはいかがでしょうか。
「パーフェクトペリオ」って?
*新鮮なうちにお使い頂きたいため、地方等への 発送は行っておりません。
【期待される効果】
・歯周病菌の殺菌
・口臭の改善
・歯茎からの出血の緩和
・虫歯の予防
・口中のサラサラ感等
長持ちする入れ歯を作りたいのですが・・・
入れ歯には様々な種類があります。〝取り外しの出来るブリッジ〟と呼ばれる「テレスコープクラウン(以下テレスコープ)」は歯科技術が発達しているドイツが発祥の入れ歯です。写真は「コーヌステスコープクラウン」といい、テレスコープの中でもシンプルで長持ちするタイプです。 世界的に有名なベンツやポルシェを始めとして、ドイツ人は良いもので長持ちするものを好むといいます。それは歯科の分野でも共通していて、安価な入れ歯よりもテレスコープを選ぶ割合が多いようです。精密に作られており、取り外しや修理ができるため、貴い財産になるというドイツ人ならではの考え方からです。
先日、私の母親がテレスコープを装着することになり「安定剤いらずでしっかり噛める」と喜んでおりました。この入れ歯は特殊なため保険ではできません。しかし、合わない入れ歯を何度も作り変えるのではなく、このような治療法を選択してみるのも良いのではないでしょうか? 母も感激「自分の歯みたい」との声も聞いています。
シーラントって何?
シーラントという言葉は小さいお子さんをお持ちのお母様方はご存知の方もいることでしょう。予防充填ともいい、虫歯になりやすい歯のかみ合わせの溝やくぼみを、「小窩裂溝封鎖材」と呼ばれるマニキュアの様なもので塞ぐ治療です。ごく初期の虫歯で、痛みがなく表面の色がやや変色している様な歯に有効です。特長は虫歯を削らないで済むこと。専用ブラシで研磨後、酸処理をしてシーラントを充填します。そうすることで、原因菌を遮断し虫歯が抑制されます。小児歯科でよく扱われていましたが、成人でも有効な治療法のため、当院では幅広い年齢の方にこの治療法をご提案しています。シーラント充填後は約1年〜2年持ちます。その間は虫歯になりにくくなります。
歯並びの悪さは舌のクセが原因?
夢中になっているときに口をポカーンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込むときに舌で歯を押すような動きをすることはありませんか?これらを舌癖〈ぜつへき〉と言い、少しづつ歯に押し出す力がかかり、出っ歯やスキッ歯、噛み合わせの悪さの一因となるものです。舌癖があると発音が悪くなったり、口呼吸になるため鼻の病気にもかかりやすくなります。治療には装置をつける・矯正等が考えられますが、まずは自分でクセを知ることが大事です。唾を飲むときに舌の先端が前歯の先端に接触するのは異常。正しいポイントに舌をつける習慣をつけ、舌の筋肉の力を強くしていきましょう。心配な方は一度ご相談ください。
テレスコープクラウンって?
テレスコープクラウンとは、ドイツでは主流となっている入れ歯で、「修理ができ、取り外しのできるブ
リッジ」のようなものです。今ある歯を削って、チタンのキャップを被せます。そこへ噛み合わせ調節をした歯を入れるのです。針金がないため口の中に違和感がなく、外して修理ができるので、10年以上はもつといわれる高品質の入れ歯です。 インプラントとの大きな違いは「自分の歯を残す」ということ。また、ブリッジとの違いは「他の歯に負担がかからない」という点です。神経も噛む力もそのままなので、まるで自分の歯のように思い通りに噛めます。自分の歯と入れ歯の間は、茶筒のようにピッタリフィットする構造なので、従来の入れ歯のように安定剤が要りません。取り外しはレバーを使いますが、使用時はまったく邪魔にならないのも特長です。このテレスコープクラウンは高い技術が必要なため、治療可能な医院が少ないのは事実です。もし、入れ歯にお困りでしたら、一度当院にご相談ください。
健康と歯って関係あるの?
「衛生週間」という週があります。この週には健康と歯について今一度考えて見ましょう。 歯がなくなる原因として「虫歯や汚れなど歯の不摂生」の他に「噛む力による歯のストレス」が考えられます。そのため、力の均等=正しい噛み合わせが重要になってくるのです。1本ずつ治療していくと、詰め物の高さのズレなどから噛み合わせがおかしくなることがあります。放っておくと、体のバランスが崩れて肩こりや頭痛、顎関節症などの症状となって現れてくる場合も。歯1本を治療するのも、慎重になってほしいものです。歯をトータルに見ることの大切さ、是非わかっていただけたらと思っています。
当院では噛み合わせのチェックをし、治療で詰め物を被せてからも再度調整を行い、常に口腔全体の確認を怠らないようにしています。歯がキレイだと笑顔が美しく張りが出るので、若さを保つポイントです。歯を治して、笑って、健康な体になりましょう。自分の大切な歯、見直してみませんか。
しっかり噛める総入れ歯ってありますか?
「入れ歯があわなくて…」と来院されてくる患者さんが数多くいらっしゃいます。その多くが、思うように噛めない、物が挟まると訴えられてきます。なぜそのような不具合が生じるかというと、上アゴと下アゴの型を別々に採るため、歯の高さの調整がうまく行かず、噛んだ時にガクガクと入れ歯が動くためです。当院では、上と下の型を一緒に採り、合わせて噛み合わせも考慮しますので、ぴったりした入れ歯を作れるのが特長です。 「見た目がキレイ」「しっかり噛める」「外れない」︱それが当院の導入している総入れ歯『上下顎同時印象による総義歯』です。唇や口の筋肉のシワまで、ぴったり精密に型を取るので、出来上がった入れ歯は安定剤の必要がありません。ガタガタしないので、歯グキが痩せず、ゴマなども詰まりません。歯科治療の進んでいるドイツから輸入した材料を使い、時間をかけ誤差なく丁寧に作るので、10年以上は持つと言われています。 保険適用外ですが、お悩みの方は一度ご相談を。長い人だと一生使えるこの入れ歯で快適な生活を送ってみてはいかがでしょう。